ここ最近、ペルーのお菓子「アルファホル」にハマっています。アルファホルは、柔らかめのショートブレッドクッキーの間にキャラメルが挟んである、贅沢な南米生まれのお菓子。
アルファホールや、アルファホーレスとも呼ばれるよう。海外のお菓子は日本人には甘すぎることもありますが、Yaki Deliciasのアルファホルはちょうど甘さ。ココナッツの後味も楽しく、コーヒー片手にどんどん食べてしまいます。
今回のブログでは、そんなお気に入りのアルファホルを作ってくれるYakiさんと、 Yakiさんのお店「Yaki Delicias」をご紹介します。
ペルーのお菓子専門店 Yaki Delicias
ペルー料理のレストランは日本全国に20店舗以上あるようですが、ペルーの手作りお菓子専門店は静岡県浜松市にある「Yaki Delicias」だけ。
日本に住まれているペルーをルーツにもつ方は、在留外国人の1.5%を占めており、12番目。11位のタイ、13位のインドはどちらもパッと有名な料理が思い浮かぶのに、ペルー料理はパッと出てこなくて……。
なんだかもったいないなぁと思い、訪れてみました。
日本唯一の手作りペルー菓子店へのアクセスは遠州鉄道が便利
浜松駅から遠州鉄道(通称、赤電)に乗って13駅目。美薗中央公園駅から南西方向に歩いて300mのところに「Yaki Delicias」はあります。
民家の一部がお店になっているので遠くからは見つけにくいかもしれませんが、近づけばオレンジ色の「ペルーのミートパイ」ののぼりと、紅色の「OPEN」ののぼりが目に入ります。
……と書いていますが、花より団子タイプの私は、のぼりよりも立て看板の「試食あります!!」に目が釘付けになりました。笑
こぢんまりとした店内には大きな冷蔵ケースがあり、中には5種類ほどの手作りお菓子が並んでいました。今では大好物のアルファホルの他に、プディング、ミートパイ、チョコボンボン、ロスキタス。不思議な色の飲み物はチチャモラーダ。
全部気になるなぁと思いながら凝視していると、店主さん(Yakiさん)が優しく話しかけてくれました。
明るくて優しくて美人のYakiさんは、お父さんが日本人でお母さんがペルー人。ご両親はペルーでレストランをしているそうです。Yakiさんも小さい頃から作り方を教わってきたという。
レジの横に仲の良さそうな親子写真が飾ってありました。幸せそうな家族写真は、見ているだけで胸があったかくなりますね。
初めてのペルーのお菓子。感想は?
Yakiさんにお菓子の解説をしてもらいながら、一つずつ試食させてもらいます。甘い。美味い。たまりません。
チョコレートもペルー産チョコレートを使っているそうです。正直なところチョコレートの産地の違いが分かるほど繊細な舌は持ち合わせていないのですが、美味しいことは間違いありません。
迷いながら初回はアルファホルとロスキタスを、2回目の訪問ではミートパイとチチャモラーダを購入しました。(次回はこのブログの報告をしながら、プディングとチョコボンボンとアルファホルを買うんだ!!!)
ブログの最初でも書きましたが、アルファホルは柔らかめの丸いクッキーの間に、生キャラメル(多分)が挟まれていて、側面にココナツが振ってあるお菓子。直径5cmくらい。最高に甘くて、最高に美味しいです。一気に5個までは食べられます。(3個入りを買ったので激しく後悔した)。コーヒーや紅茶にとても合います。
Yaki Deliciasのアルファホルには、Yakiさんのイニシャル「Y」が彫られています。Yakiさんが一生懸命一つ一つ穴を開けているところを想像して、ふにゃりと温かい気持ちになります。
ロスキタスは、アルファホルに比べてかなり軽いクッキー菓子。甘すぎないのは練り込まれたアニス(香草)と、ゴマのおかげですかね。口の中がもったりしないし、中指くらいのサイズなので、これもサクサク食べてしまいました。
アニスと言ってピンとこない方は、インド料理屋さんのレジの横に置いてあるお口直しのスパイスを食べた時の感じ、もしくは、おしゃれすぎて食べたことのない香草が振ってあるパンを食べた時の感じを思い出してみてください。私もあまり詳しくはないのですが、フェンネルとやらに似ています。
ミートパイは少し温めてから食べるのがYakiさんのおすすめ。牛肉のほかに、ペルーの調味料が入っていて、初めて食べる味でした!以前どこかで食べたミートパイの中身は、肉じゃがとハンバーグを足して2で割った味だなと感じたので、国ごと、もしくは家庭ごとに味付けが違うのかもしれません。
最後に不思議な色味の飲み物、チチャモラーダをご紹介。なんとこの色、とうもろこしの色らしいんです。
チチャモラーダに使われる紫とうもろこしにはアントシアニンやポリフェノールが多く含まれているのだとか。日本でも栽培が始まっているらしいので、近いうちにブームになるかもしれません。
同じくとうもろこしの飲み物である、「とうもろこし茶」の味とも違います。クローブやシナモンが入っているジュースは飲み慣れないのでびっくりしましたが、スパイスたっぷりのホットワインが好きな方にはたまらないかもしれません。
全く食べたことのない味の組み合わせなのに、不思議と美味しくて、また食べたくなる……そんなペルーお菓子の魅力が伝わっていますように!
Yaki Deliciasのペルーお菓子は、全国配送可能!
ここまで読んできて「食べてみたいけど、静岡県浜松市?新幹線で買いに行くのもなぁ」と思われたあなた。実はYaki Deliciasさんは全国発送に対応しています。facebookやInstagramを見てみてください!
次に、浜松市民だけど、なんとなーく、新しいお店に行くのは緊張しちゃうあなた。分かりますよ。そんなあなたにはプレ葉モール浜北のアピタ側にある「わくわく広場」へ行ってみることをおすすめします。毎日かは分かりませんが、わくわく広場でもYakiさんのお菓子が買えるようです。
ネット販売やわくわく広場で食べてみて、このお菓子を作った人はどんな方だろう?どうやって作っているんだろう?と気になったら、是非とも浜北のYaki Deliciasへ足を運んでみてください!